詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
聴雨
草あをき野辺の朝露こぼれ落ちつぎの土曜の別れを思ふ
10
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へし切
ぼんぼりの灯りに揺れる 踊り子の影も哀しや おわら風の盆
25
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横井 信
歯医者へと傘を忘れてぼんやりと雨の匂いに包まれている
13
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灰色猫
クレヨンの無邪気な匂いあふれだす太陽だらけの夏の絵日記
18
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滝川昌之
半分はビールを旨く飲めたかでその日の価値が決められてゆく
25
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つちだゆういち
神なんて信じはしない二言無し神に誓って信じるものか
12
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可不可
俯いて君の黒髪なびいては 私の頬も嬲る夕風
26
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洩矢転石
十七歳。車の中でキスをした大人にならない約束をした
6
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洩矢転石
好きだったきみの背中のファスナーの涙の雫のようなデザイン
7
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詠み人知らず
「もう飽きた」否定形から始まって進化を遂げよチキンラーメン
6
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秋日好
幼鳥木陰に残し母カモメ低空旋回宥めて海へ
17
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恣翁
通り雨に 耳傾けつ石置くに 秋の日 いつか暮れにけるらむ
17
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KEN
簪と思へば哀れをみなへし戒名持たぬ苔塚の前
22
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夢士
一陣の風吹き黒雲雷走る秋の夕暮れ家路を急ぐ
12
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へし切
大南風に秋のしぐれは荒れ惑ふ 八月 晦日 雷雨の中に
20
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横井 信
まだ夏だそう思いたい八月の終わりを告げて涼し風吹く
13
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詠み人知らず
妖あやし夏の名残りを朱に染めて凌霄花の花落つ夕べ
19
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灰色猫
硝煙の闇より咲かす花火師や音のみ聞きて吾も闇にあり
22
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幸子
繊細さ、孤独を固き身の内に閉じ込めてただ立ち尽くしたり
15
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可不可
暮れ初めて あなたが迷はない様に ノーメイク 頬にともす灯
7
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