秋日好のお気に入りの歌一覧
横井 信
暖冬の師走の朝に降る雨に駅の手すりがちょっと冷たい
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茂作
乙女子のややも仕草のおとなびて 父と歩むを恥ぢる頃かな
16
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へし切
庭の樹々 世話もそろそろ限界に 想い出捨てて これも終活
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滝川昌之
暖かな秋の名残りの陽気にて網戸を洗う師走好日
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ななかまど
今はただ息を殺して降り積もる雪を待つだけ眠りいる森
19
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西手心黒
「もう死にそう」愚痴をこぼして茶を飲んでトムとジェリーは「じゃあまた来週」
5
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西手心黒
並びての横を無言でゆく人もほのと輝く人生があり
7
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西手心黒
荒海の狂いたるなか手は止めず呪文つぶやく「一陽来復」
3
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西手心黒
かくとだにとおくかなたのかの君はさしも知らじな目を伏せさるを
3
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西手心黒
とほときと探りてきつくひとりねのなほ恨めしきしずまりのよの
4
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西手心黒
我が儘にたけを知らずとおいたるや月をつかめと今も伸びたり
4
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西手心黒
ひとしれず消えゆく猫をしりたれば君抱き看取るも愛のしるしか
5
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西手心黒
まだここに居ると思うか兄猫は探して鳴きますときどきたまに
5
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西手心黒
橋わたす虹は龍の化身とやさればなみだは雨にたとへて
5
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西手心黒
よのなかにあえてそむいたひとのこそこひしこころはうつろなからまし
2
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西手心黒
こころあてにやるとてやらむ夕暮れを楽しみこそすれ悲しきなどか
3
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西手心黒
ふりみたり るるのすこしを さまよひて とほくたちたり よのかせのなか
2
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恣翁
生け垣の枳殻の枯葉 肌寒き風に舞ふがに震へたるかな
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恣翁
薄墨の 枯れて萎るる蓮の葉を 映す水面に冬の午後の陽
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舞
僕は老い惚れて別れた君はまだあの日のままに微笑む写真
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