灰色猫のお気に入りの歌一覧
小林道憲
愚かしと おのれさげすむ 宵の空 月はいつしか雲に隠れり
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うすべに
炎天がにあううすべに 秋風もさらり流して残暑いろどる
9
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小春空
新しき机の反応ことのはできいた言葉を綴りてみんとす
5
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横井 信
畑には秋の野菜の芽が伸びてそっとささやく嵐の気配
7
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小春空
台風の近いて来る列島を北へ北へと電車で進む
4
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ぜんまい時計
深紅の想ひ顕わに向日葵の 咲くや陽の目の如何にありとも
11
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音蔵 雅秀
鮮血の ごとき色して天を指す 何が言いたや百日紅の花
6
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音蔵 雅秀
特異なる 日本語生みし日本人 何処から来て何処に向かうや
4
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睡密堂
真っ白なスケジュール帳退屈をガムと一緒に噛む金曜日
11
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へし切
台風の事無く過ぐるをただ祈る心細さと 諍ふ一日
14
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里香
友達の 友達にきた 通知見て やっぱり胸が 痛かった、はなび。
5
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横井 信
遅れてる列車を待って見上げれば下弦の月は昇ったばかり
15
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よひら
逞しき女子運動部の行列に気まずく一人バスを待つ朝
10
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KEN
茄子を摘む 鋏の音は 錆びてをり 罪無き理由を ラジオに聞きつ
13
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Aquarius
話す内浮かんだことを忘れてくとてもおもろいことだったのに
6
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へし切
微睡めば「あなた」と君の呼ぶ声が 現か夢か 風のささやき
12
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ななかまど
この夏の暑きことごと吹っ切れる過ごし易き日二日続けば
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横井 信
明け方に二日続いた雨に濡れ晩夏の庭の朝顔ひかる
10
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さいおん
久方 天望月 不明 清所見可 沙度左右尓
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らくだより
田んぼ道 殘暑風切る自轉車の 追ひすがる青 置き去りにして
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