滝川昌之のお気に入りの歌一覧
群青
夕暮れの プラットフォーム 烏の眼 一足先に 夜の訪れ
6
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舞
車椅子乗る母を押すその子にもともに白髪の時はふりつつ
22
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び わ
銀行に自動車税を振込に行員さんの優しさ感じ
3
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藍子
体重と血糖のため食減らせならば食べない病院食は
12
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夢士
日陰追いのたりと動く野良の猫なつ草刈りの吾を横目で
15
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へし切
その漢 片手に算盤 事あれば 腕に覚えありとや 風の剣
15
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横井 信
照り返す日射しは強くアスファルト光はじけて揺らめく緑
13
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横井 信
語らいの間合いをそっと見計らい水に浮かんだ氷をつつく
16
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KEN
はごろもが紅花に觸れ朱を引かば遊ぶ天女は少し戸惑ひ
13
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詠み人知らず
古里の風の匂いを嗅ぎし朝 駅に立ちしが路銀算えて
11
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詠み人知らず
今宵また目にも涼やか月見草眺めて歩く道端の距離
13
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千映
ちゅんちゅんと囀る声も透明に聞こゆる朝の爽やかな中
11
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詠み人知らず
魂あらば真珠さながら蒼光り潮のまにまに漂ひ逝かむ
8
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河のほとり
ゆふぐれは誰に会ふともなき道の空にかたらふほととぎすかな
12
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詠み人知らず
水無月の吉備の峰月ゆく雲に法輪陰影古代を語る
6
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詠み人知らず
纖細な視點で一首詠みたいと思ふ燕の飛行なのです
5
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煩悩
友の死を目の当たりにして夜の百均で探し当てる黒いネクタイ
9
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詠み人知らず
月煌々渡る三つ瀬の泡沫に 夢と消え逝く現世のこと
12
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詠み人知らず
夢ひとつ悔いひとつだに捨てきれず さらぼうて猶そに縋りしか
11
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舞
人だもの色んなことがあるものさ恋したりとか老いてゆくとか
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