inosannのお気に入りの歌一覧
三嶋
夕暮れを溶かした海に抱かれて 鷹と鳶の旅路は続く
7
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詠み人知らず
引きこもる子が台所チンすれば それで泣いてる我は親なり
14
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いとう むた
また今日も頭突きのような会話している 人との距離が分からない君
9
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いとう むた
柔らかく優しい拒絶 でんわから呻く信号あなたの嗚咽
4
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もゆや
花よ咲け我がこの町去る前に吾子との思い出増やしたいから
5
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詠み人知らず
強風に飛ばされた吾の恋心 うまく泳いで達せよ君に
14
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falcon
朝靄をつゐて迫れる官憲を屋根に逃れし祖父若き日に
6
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ふきのとう
雪吊りの解かれぬままに白梅の固き蕾はいくつも見えり
20
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ふきのとう
両親の遺影に向かい「おやすみ」と言ひて眠れば娘にかえる
42
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ふきのとう
さみどりの菜の花摘みてごまあえを作りて食えば春のひろがる
23
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文麿
ドア開けてやさしき風の迎へれば少し春ある心地こそすれ
8
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もゆや
春風に背中押されて一歩前心ようやく動きはじめる
3
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紫苑
万智ちゃんがちょっぴり触れる それだけで花はにわかにその色を増す
17
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りゅう たいせい
両手には子供と荷物を握りしめ人波分け入る母いと強し
13
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深倖(白子鳩)
秋の篠竹の笛音に誘われていとも清む月美しく見ゆ
13
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呉竹
空家にも見ゆる住居に祖母ひとり ちょきんちょきんと糸を切る音
19
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呉竹
姫水は光に抱かれ届きけり生を育む天女となりて
7
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りゅう たいせい
自転車で目的地まで一時間今だけカゴにET入れたい
7
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りゅう たいせい
風流れ葉と葉触れ合う音がしてただひとたびの深呼吸をする
4
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紫草
楠の木はひとり遊びに葉を落とし機嫌直して伸びをしており
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