滝川昌之のお気に入りの歌一覧
ひよこ豆
いつの日か綺麗な歌を詠みたくて日の終わりにはことばを学ぶ
15
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ひよこ豆
撒水に人参の葉はきらきらと低く細かく飾られていく
15
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矢口慧
ご多幸とご健勝とを祈られて良かった今日も神でいられる
8
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可不可
鬼の腕かかへ飛び去る鬼の背を 追ふ武士の心にも鬼
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糀
分かってる お互い恋人がいないだけ 友達だから デートじゃないもん
5
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煩悩
かがやく海のままお前を夏が来る前に愛してみせる
5
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バロンマン
お社も木陰に憩う炎天の人影もなき狛犬の庭
13
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新座の迷い人
テレビつけ 粗谷のかずら橋 映りて見 平家落人 想いて涙
5
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舞
中学のかけ声強く運動部いまだ黄色き声も混じりて
8
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新座の迷い人
同じ里 少しはし離れて この違い 満天星が 見える所あり
5
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新座の迷い人
夜空見て 満点星を 思いだし 我が住む里とは 星僅かなり
6
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新座の迷い人
我妻に 母を慕いて 懸命に 世話する姿見て 落涙すかな
6
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詠み人知らず
胸のうち確かめ合へば離れがたく おやすみ言へで ただ見つめあふ
11
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詠み人知らず
乗りこめば残る微香に佳き人のイメージ描く勝手な妄想
11
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詠み人知らず
青白きホタルの光 朔に浮き 浜に上ぐれば悲しかるらむ
12
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詠み人知らず
夏草と格闘終えてシャツ脱げば谷間にみっしり光る汗粒
11
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詠み人知らず
今朝できたヘアアイロンのやけど跡ヒリヒリとして キャンパスは雨
7
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ひよこ豆
昼中の小さな雨は優しくてホッと息つきまた前を向く
17
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幸子
都会にて一人暮らせば夕暮れの街は迎えてくれる家族で
18
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可不可
海の底ひかる生き物うづ巻いて 幼な帝は飽きませぬ様
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