滝川昌之のお気に入りの歌一覧
月虹
さらさらと人差し指で送られて記憶が滑る液晶の恋
27
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詠み人知らず
繰り返す自然破壊に天土の怒り戒め罪なき人に
10
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舞
浴衣着て髪をあげたる襟あしの白きうなじのおみな背姿
6
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バロンマン
盛夏とて勤めの朝は変わらねど目覚ましの音がみんみんに変わる
12
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新座の迷い人
我妻の 着物見る度 辛くなり 処分初めて 未練が残る
10
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秋日好
キッチンを水浸しにして彼シャツを羽織ってみたけど彼は寝ている
19
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び わ
ご近所の三歳になるはるちゃんが窓から覗きおじちゃんと呼び
7
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詠み人知らず
顔広く この娘にこの人お似合いと 世話する媼は恋のソムリエ
16
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詠み人知らず
睦ぶとも触覚弄る言の葉に心はエビのごと後退る
10
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詠み人知らず
野暮ったき印象 変えむと任せなば プロの鋏でリカちゃんクールに
9
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詠み人知らず
駆け抜くる足跡のごと 銀に耀よひて 風 草々薙ぎぬ
14
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夢士
炎天に麦わら帽子首タオル夏日求めて草刈りに出づ
13
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朝野沙耶
風そよぎ疾しと四つ季は移り行くわが心根もしかとならまし
6
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夢士
生い茂る夏草の香や汗まみれミニ菜園の午後の草取り
15
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ひよこ豆
百日紅暑さ気にせず溌剌と天を指差し高く咲き初む
16
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へし切
夏空に白い帽子がお似合いで粋にかぶればお出かけ日和
20
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恋葉
寝付けずに酒盛りをする六畳間氷の一つが目となり睨む
6
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恋葉
雪女夏の暑さに溶けたるをボトルに詰めて近日発売
4
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千百
待っててと 席を外して もう五年 陽の沈まない 夏の夕暮れ
7
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可不可
胸の奥うづ巻く私ぢゃ無いものが 私の躰あちこち創る
8
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