粕春大君のお気に入りの歌一覧
河のほとり
山風に紅葉はかなく散る時は一枚にさへ憂しと知る世ぞ
6
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恣翁
田の面に水は溢れて 逆しまに 樹影映せる初冬の朝
25
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紫苑
あいまいな夜ひるのへりその腕は湯舟のやうにわたしを抱く
7
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光源氏
うらぶれし仮の宿りの朝ぼらけしがらみかけて鹿ぞ鳴くなる
13
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河のほとり
日の光照らす木末の紅葉のみ明かく見えたる森の奥かな
9
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恣翁
茅葺きの農家の軒に 群れなして立つ蚊柱ぞ 夕日に映ゆる
31
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紫苑
愛せざる月の真したにしろかねの木犀はつか身じろいでをり
5
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春咲
実りの日 何にも勝り 輝ける 今日忘れまじ 晴れも嵐も
13
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聴雨
冷やかな星の零るる夜だからあたたかき歌さがして懐く
7
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芳立
衆愚への迎合だらう国立の二次は学より人柄だとか
9
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浅草大将
神風の伊勢に浜荻なびく見てなにはに人やよしあしを言ふ
6
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春咲
秋空の 高きに舞へる 若鷹よ 風に送られ 更々昇らむ
6
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河のほとり
あしびきの山の麓の夕暮れは霧の彼方に里のなりゆく
6
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小林道憲
葛城の秋の古道に日も暮れて 一言主の社に着けり
22
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河のほとり
ぬばたまの夢は見果てず覚めてなほ面影ばかり有明の月
6
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紫苑
ともすれば溺れてしまふ花ひとつ掬へばたなそこのあたたかし
3
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聴雨
終にけふ秋蝉の声絶え果てて闇夜を照らす虫の音も消ゆ
5
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紫苑
秋の陽へふと笑まふがにくれなゐの松葉牡丹のふはりとひらく
8
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聴雨
冬ものに袖をとほして懐かしき旅これからの旅を思ほゆ
5
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恣翁
月は冴え 遮断機の影くっきりと 今宵死神に な魅入られそ
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