佐々一竹のお気に入りの歌一覧
ケンイチ
瞬けばスライドショーの如き日々帰り道など消えてなくなれ
15
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悠々
天と地の坩堝にひとの犇めきて恩讐の河ながれもたえず
19
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羽
ふたりして迷ってみたい桜闇そこで季節が終わっていても
30
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浅草大将
百千鳥あつめてここによろづ葉のむかし心ぞいまに偲はゆ
21
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浅草大将
ゆめに咲き夢に散りゆく思ひ花うつつに映し我こそは見め
35
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リンダ
さくらさくら人を狂わす花びらを踏みつけた靴二足が並ぶ
14
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ケンイチ
放課後の青春時代とすれ違う夕焼け空が燃え尽きる頃
25
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光源氏
やすらかな樹海に一人佇めばつらきさだめの聲ぞ聞こゆる
18
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山桃
春雨に枝垂れ桜は面ふせてすがりも敢えぬ花の玉水
20
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紫苑
窓はじく指遠ざかり雨の手がさくら擲つ音あるかなきかに
16
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羽
かなしみは欠片も見せぬ桜木の下を歩めば空向くこころ
19
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光源氏
咲きぬれば奥の深見に戀ひまさるしくしく思ふ迷ひ心よ
14
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紫苑
ひと夏の青き想いを閉じ込めて息づきやまぬたんぽぽのお酒
24
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芳立
花の名を知らぬうたびと路に黄のにほふわが菜と思ひさだめつ
15
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田中ましろ
夜に散る桜 誰にも見られずに生きてくほうが難しかった
31
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螢子
今朝開く山芍藥に春の雨露と殘りて陽にかがやけり
17
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水葉
咲き染めし色とりどりの春の野に我も咲きたし総てを持ちて
7
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まるたまる
今もただ降り続けているのだろうぬばたまの闇にさくら花びら
13
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紫苑
木馬御すさざめき春の蒼空に溶け幼なの髪に陽はあそびをり
17
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紫苑
ことのはの魂吸ひてなほ彷徨へるあやかしは花の満開の下
6
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