四季野 遊のお気に入りの歌一覧
浅草大将
おぼろ月げに一攫も千金と詠めてみれば泡沫の夢
4
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浅草大将
天の川ゆく方は淀に澱むとも今宵逢瀬に澄みてあれかし
14
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粕春大君
ゆふだちの晴れてめぐりし蓮池の上葉に宿る幾万の月
24
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リンダ
純白を結んだままの鉄砲ゆり雨浴び静か蕾ふくらむ
9
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リンダ
話すたび嫌な女が露出して沈黙だけが二人を救う
7
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リンダ
逢えぬ日にためた想いを吐く逢瀬ぬけがらの吾の帰りゆく道
5
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紫苑
今日のこの夕暮れを身に纏いたし獣のごとく精霊のごとく
7
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三夏
信じてた王子が白馬で来ないのでこれから徒歩で説得に行く
80
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詠み人知らず
家庭なき子への指導に疲弊して帰宅しふと我が子抱き締める
2
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詠み人知らず
やはらかき鉛筆の跡濃ゆくして藤村の詩を清書せし初恋
15
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虹雲
ほろにがき黒き栃餅なつかしくみちのくは今夏に入るらむ
6
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リンダ
いつの間に吾より小さな父となり怒る声だけ年々増して
2
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リンダ
椿油の香りが残る髪をすき触れた指先忘れずにいる
1
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浅草大将
雪わけてこしの標と照る月も道をしらねの卯の花の山
6
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詠み人知らず
あまりにも美しすぎる夕焼けは沈んでいくのに希望に見える
79
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ほたる
思春期のわたしをいきなり抱きしめた 「半分愛してください」という詩
4
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螢子
あの人の言葉にフリーズした心あの人じゃなきゃ溶けることない
3
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浅草大将
夕されば心も空にくれ竹のひとよ頼みてこひ渡りなむ
3
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浅草大将
馳せ小舟みなの川面にさす棹も捌きかねたり和歌の浦浪
5
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紫苑
桃いろの馬酔木の花のひとふさをグラスに落とし毒に酔わまし
2
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