詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
惑わせる遊女のような色艶でカサブランカは夜に香る百合
19
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横井 信
パソコンと今日も一日にらめっこ 夜空の月はそっと輝く
10
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まぽりん
そと唇を触れなばとけむ薄絹のなかに秘めたる白きやは肌
24
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うすべに
かくれんぼ 夕餉のけむり匂う頃 また明日ねと田毎の夕陽
9
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KEN
さみだれの 軒下叩く 音に合はせ 戀歌ふかな 木隱れの鳥
11
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恣翁
パンパンと 尻打つ音の高くして 背仰け反らす女ぞ 愛しき
16
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横井 信
雨音の止まない夜は言うことをきかない足を抱えて眠る
16
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横井 信
雨あがり 棚田の道に少しずつ水はあふれて水鳥の舞
14
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彼岸花
うち靡く 黒髪指で かき分けし 白きうなじに 落とす紅花
5
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KEN
かの春に 手折らぬ馬醉木 さみだれに 魂と成るらむ 弟背の山に
12
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滝川昌之
鯵干物みそ汁温く休日の妻の朝餉に吾足るを知る
18
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うすべに
逢いに来て 昔の歌の雨に濡れ 傘がなくても何があっても
8
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煩悩
言の葉に艶を与えるその口の中でひととき水浴びをせん
10
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恣翁
降り続く雨に混じりて 喧しく こぽこぽと 溷独り言ちけり
14
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詠み人知らず
故郷の綾取りの友今如何に時のながれに思ふ事しきり
12
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灰色猫
赤色の傘につるされ梅雨空にくるくる踊るてるてる坊主
24
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うすべに
いにしえに ふたかみやまを朱に染めて 煙立ちたつ明日香の夕陽
13
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横井 信
一二歩としびれた足で駆けてみる静かに届く梅雨入りの声
9
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横井 信
公園の展望台で頬撫でる風は涼しく折り紙飛ばす
11
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滝川昌之
地に向けて静かに開き弧を描く傘の所作さえ美しい女(ひと)
17
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