詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
近くまで来ているはずと見上げれば最前線に六月の雲
20
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へし切
世の中にすまじきものは宮仕え記憶も記録もこころの外に
18
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ななかまど
屋根たたく梅雨の予感にうつうつと毛づくろいする猫を見ており
8
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西村 由佳里
赤色の鞄を下げてさっそうと歩くだあれもわたしをみない
9
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千野鶴子
君よただ薄荷の香りのごとくあれ倦怠祓う清烈さ持て
7
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秋日好
藪医者に業を煮やして我が君は専門医に会う決意をしたらし
16
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秋日好
携帯で何回開けば読めるのか三千文字を辿ってくれる
13
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ななかまど
春キャベツどっさり皿に茹であげて醤油とお酢は母の味なり
5
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滝川昌之
城跡の石垣のぼる蝸牛 天下とるぞと梅雨をめざして
27
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詠み人知らず
誤変換されたあの日の「消えたい」を私は何処へも帰してやれない
11
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真如
きららかな 春の光の その最中 たまゆら過ぎる 悲しみのあり
9
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藍子
歯の欠けるように少なくなる家族空き部屋の数子供と同じ
11
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恣翁
青黒く 愁ふがに陰る葉の色に 蛙鳴きたる走り梅雨かな
13
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詠み人知らず
吉備路きて五月雨寒く尼寺跡に守りて逝きた尼僧を偲ぶ
8
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恣翁
初夏の薄暮の垣に 卯の花の 斑消えの雪を残したるかな
10
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聴雨
一夜明け木末に光る残り雨つぎの風にてぽつりと落つる
14
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詠み人知らず
かろくあれ高く低くと景色変え繋がれるとも縛られず見よ
4
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詠み人知らず
味のある古き蕎麦屋は廃業か 代の替われば移ろふ街並み
8
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詠み人知らず
被くれば天使の微笑み見せしきみ 今や花冠を吾子に編むらむ
7
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舞
ビニ袋風の吹くままあてもなく白の虚ろにオレをうつして
3
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