水月のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
伍歳へだて妻どふ諏訪の神あゆむ水面に凍る一道
8
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詠み人知らず
雪の奧津城に花束たむくれば蒼き面に紅さす如し
6
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九條千鶴
朝焼けをほどける水に織り込めた春の衣で着飾る小川
5
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みやこうまし
山茶花の燃えるがごとく開花して乱れて散りて紅の盆
12
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秋日好
駒鳥が何してるのと聞きに来る余らせた花捨てる呵責に
16
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洩矢転石
どれくらい泣けば忘れられるかななみだにきみが溶けているなら
14
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聴雨
寒ゆるび窓辺に猫はあくびして薄ら日を背に丸く乗せる
11
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滝川昌之
妻や子のためなら鬼の顔をして外で働き家では笑う
24
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詠み人知らず
手袋に受けては消ゆる白雪と歌の言の葉いづれ儚き
14
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へし切
しらじらし憂き世を憂しと永らへてしらけたるとしいとあはれとぞ
19
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灰色猫
校庭のタイムカプセル掘り出せばあどけなかった恥ずかしい恋
15
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灰色猫
まんまるに劣化してゆく鉛筆で君を描けば色があふれて
19
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夢士
ちらちらと粉雪舞ひて夜の更けるしんしん積もり如月の朝
10
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コタロー
日が昇り樹々の中より鳥の聲色とりどりの羽も聲音も
7
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コタロー
冬の道朽ちた枯葉や團栗を蹈み分け歩く明日に向かつて
8
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コタロー
賽錢を投げて祈りの鈴鳴らし祕めたる想ひ願ひに込める
9
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舞
湯に入りて妻の背落ちる湯の玉の艶ややに光る命吹くごと
11
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夢士
素晴らしや今宵見る月神秘的スーパーブルーブラッドムーン
14
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萱斎院
うすごほり風にただよふささなみの かりの浮き寝と知りつつもなほ
12
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コタロー
驛近の本屋の中は異空間本棚の本僕を呼んでる
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