万陽のお気に入りの歌一覧
恣翁
堅き土 割りて出でたる蕗の薹 コロポックルは 未だ醒めねども
23
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灰色猫
月光を掬いとる手がぼくに言う(あなたはとても脆いうつわね)
22
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千映
モノトーン気温が一度上げるたび街色少し春めいてくる
16
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滝川昌之
卒業で 先生・生徒はノーサイド 互い讃えて思い出とする
19
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まあさ
迷いなど 微塵もないと いうように 冷たい風を きってゆく鳥
28
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只野ハル
リハビリもできない程に弱りたる父の髭剃る午後の病室
20
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新座の迷い人
叶うなら タイムトンネル 手に入れて 若き昔に 戻りたきかな
14
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千映
もし君のこころに靄がかかるとき吾のこころにノックがほしい
14
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inosann
あらためて「つれがうつになりまして」をみる発症いらい丸二年ぶり
18
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へし切
花の咲く華やぐ春はものごとの新たなれども吾ぞふりゆく
30
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千映
曇天に体の動き悪くなる連続三日の介護に疲れる
11
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リクシアナ
朝ミサの鐘穏やかに鳴り渡りまだ温かいバゲットを抱く
23
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まあさ
妖艶な 光を放つ 月の下 開かれていた 歌会は夢
21
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inosann
一節に「下駄をならして奴がくる」を歌いしその人逝きぬ 笑顔のこして
20
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inosann
命綱たぐり寄せるよな透析と笑いつ話す床屋の主人
13
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新座の迷い人
飲みながら クラシックなど 聞きながら 若き時代の 思いにふける
13
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舞
水温み風や解くらんささやかな時のうつろい妻と語りつ
17
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まあさ
三月の やさしい声が 聞こえた日 そっと目覚める タンポポの花
28
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コーヤ
春の色 女心を 弾まさせ お洒落の磨き 年忘れさせ
20
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灰色猫
きみの手の冷たさ痛し温めてあげたくなるの寒波の夜には
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