やひろのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
白き手を憂ひの項に添へ寄せな藤の花房触るるばかりに
5
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詠み人知らず
あぢさゐやみどり幼く咲き初めてふちのみ青く色づきにけり
18
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みなみぐち
シソジュースの話はそろそろいいからさ「そういうつもり」でわたしは来たの
10
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舞
味噌汁の椀一杯の温もりの優しく沁みる朝餉にも秋
27
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山本左足
ウェンディ、ネバーランドを抜け出してハローワークへ行こうぜ俺と
9
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悠々
ほしいまま色をむさぼり枯れ果てて翁見上げし花の雲かな
12
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はな
将来の約束なんてしないけど明日晴れたら海に行こうよ
10
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律
艶やかに 光るりんご飴食べながら それより赤い君のくちびる
1
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律
君とだけ 重ね合いたい何もかも 水無月の雨が包む世界で
2
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律
水色のソーダアイスの横顔を 見つめて齧る 涙が出そう
2
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律
もう僕に夢を見るのはやめてほしい ごめんね、こんなに弱い星屑
1
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律
夏の中 途切れた会話掬うような 蚊取り線香のやさしい匂い
11
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さとうはな
「初めて」を部屋に残してきた夕べ わたしの中のことりが孵る
17
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さとうはな
恋文で飛行機を折り、飛ばす窓 泣きそうだけど 恋では、ないんだ
18
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さとうはな
蜂蜜が舌に残るわ移り気は生まれつきなのごめん、ダーリン
9
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たえなかすず
死にそうな言葉をそっと積み上げて泣くまで五秒僕らのジェンガ
9
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恋花
「こんばんわ討ち入りしてもいいですか」「いいよ今なら吉良居ないから」
9
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さとうはな
ふれてなお遠く感じるやわらかな髪、頬、ずっとつぼみのままに
11
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まりこ
白猫をシロと名付ける平易さであなたの気持ちは恋と呼ばれる
11
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こまり
無花果の実が裂けるよう、ああ君の、生きた時間の鮮やかなこと
18
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