ながさきのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
向春に埃の匂う雨の日の窓打つ音はほら心地いい
17
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滝川昌之
夏みかん一つで部屋中柑橘の爽やかな香でいっぱいになる
17
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滝川昌之
見つめても何も返してくれないが温みだけじゃないストーブの灯は
17
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美生子
雨粒は川の流れに飮み込まれあをく渦卷く海原となる
9
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美生子
亡父との最後の会話今もなお思い出せずに十三回忌
12
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美生子
音もなく時計の中を落ちてゆく砂ひと粒の命の重さ
14
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へし切
顔のぞく春のきざしのちらほらと二月のそらの模様をながめて
13
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へし切
ふるさとが年ふるごとに遠くなる親のゆかりも友のえにしも
15
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ななかまど
月影もやがて影ってしまうもの テレビで良く見た顔の途絶えり
14
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ななかまど
コンビニの仕掛けた術に拗ねつつもこれも文化と巻き寿司を食む
15
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へし切
しあわせの温もりひとつほっこりと あの窓この窓 灯りがともる
12
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滝川昌之
間取り図を比べ始めた次男見て巣立ちの春の覚悟を妻と
17
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ななかまど
年金は物価においてゆかれたり 煩悩払い歳を重ねん
13
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へし切
国のため人のためとか言う裏で脱税をする恥しらぬ人
10
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音蔵 雅秀
またやるや 首相得意の目眩まし 大騒ぎして派閥存続
1
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茂作
ささがにの絲に絡まるわくら葉は あるかなきかの風に囘れり
14
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朝野沙耶
うつせみの世に現など無きものと夢知りたれば寝る夜侘しき
29
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ななかまど
冬空の青吸うように背をそらす一歩踏みだす二日月かな
15
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KEN
こいぬ座は程よき高さこの窓辺 老ゆ父母の寝息かそけし
10
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桜田 武
戦線で新年迎えるウと露の兵平時なら穏やかに過ごすはず
6
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