小林道憲のお気に入りの歌一覧
舞
墓石らは語らぬままに蝉時雨静かに暑き八月の空
7
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紹益
つかの間の 賑わい見せる 駅前も お盆過ぎれば 元の静けさ
19
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へし切
荒れる空神の怒りと知りもせで愚かな人はなほも抗ひ
24
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すばる
ワイシャツの袖を捲って汗拭う姿眩しい勤労青年
18
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詠み人知らず
便りなく吾子は帰ってこないのか 連れ合い誘いイタ飯に行く
15
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速魚
去りし人帰リきたのか迎え火の灯り 仄かに今またたいて
24
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ながさき
蜻蛉飛ぶ 弓張岳の 中腹に 先祖は眠る 秋の陽浴びて
22
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大埜真巫子.
病気なら 真実が見える? としても 幸福じゃない 見えなくていい
14
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大埜真巫子.
目を瞑り 螺旋階段 降りていく 仄かな霧が 足もと つつむ
16
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詠伝
笑わせてただそれだけで役目もなく意味を成さない私でいたい
11
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みん
布団着て暑くて寝れぬ僕のこと誰か笑って、そして愛して
6
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詠み人知らず
自販機が古びたビルにかたむいて人影のない街を見つめる
21
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詠み人知らず
レジ並ぶ老婆の籠におがら見ゆ死して心に残る人あり
5
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紫草
こめかみの奥処に弾む音を聞く月夜の蒼い空を眺めつ
18
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河のほとり
かくばかり清けき月にあくがれて心は空にめぐりあふらむ
13
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灰色猫
なにひとつ成すこともなく誰ひとり愛せぬままの星も光れよ
305
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灰色猫
ばらまいた 拍手で集めた 得票を 眺めて悦に 浸る愚かさ
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水ノ衣
丑三つの刻は奇妙な気配あり概ね自己の弱気を映し
11
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ゆうくん
昇りたき 一筋の道 秋の蔦 蔓の切符は いまも青くて
1
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へし切
子は巣立ちそれぞれの道歩みゆく嬉しくもあり淋しくもあり
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