しづくのお気に入りの歌一覧
恣翁
揺れ動く女心を 伝へたる 少女のやうな 清新の気よ
13
もっと見る
魚住 蓮奈
「春風が参りますので白線の内側で抱きあってください」
16
もっと見る
三沢左右
花の名を知らない僕の掌の中の花をあなたの名前で呼ぼう
109
もっと見る
村木美月
会いたいと会いたくないの境目で迷っていますどちらもつらい
14
もっと見る
オカモト カヲル
降り落ちた 真白な雪の行く先は天 帰る為 泥をもくぐる
4
もっと見る
紫草
寒い夜お茶を一杯くださいな 心に沁みて泪でるよな
9
もっと見る
詠み人知らず
だんだんと大きくなってく雨音に守られていた小さな世界
10
もっと見る
木綿
あのひとがそうしていたから雨の日は窓を開いて耳をすませる
10
もっと見る
工藤吉生
飾ってた名画のパズルが落ちてきて電子ピアノの上に睡蓮
5
もっと見る
あそびくも
なにもかも置きっ放しにする君の独りぼっちになった靴下
22
もっと見る
花柊
母と娘と化粧道具を並べあい「これでどう」とふ手鏡ふたつ
8
もっと見る
まるえふ
近頃じゃ過去を恥じ入るより寧ろ「よくここまで」と自分褒めてる
21
もっと見る
市川ありさ
好きだったひとの記憶を呼び覚ます斜線のような七月の雨
73
もっと見る
村上
朝霜の予報に菊を軒に入れ空見上ぐればオリオンの冴ゆ
15
もっと見る
あそびくも
筆さきは褪せゆく時の残像の輪郭を問ふ歌になるまで
15
もっと見る
花鳥風月
気に入りのカフェが嫌いになりそうな2月某日 恋の命日
2
もっと見る
光源氏
夢よりもなほ儚きは雪の日のくりかえし織るしづのをだまき
8
もっと見る
ほたる
ぬばたまの夜のワインは深緑の壜溶かしつつ濃厚になる
8
もっと見る
葵の助
指先が触れただけでも嬉しかった人の腰に湿布貼ってる
48
もっと見る
聴雨
秋さびて淡き白磁の月のふね浮かべてとほき君を偲ばゆ
22
もっと見る
[1]
<<
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
>>
[19]