西村 由佳里のお気に入りの歌一覧
へし切
涼しげな絹ごし豆腐の冷や奴夏の暑さをしばし忘れて
35
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みなま
いらだちが手から伝わるのに気付き湯を水に換え皿に円描く
5
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葉月きらら☆
梅雨入りを告げる雨粒より先に私にも降る涙を止めて
21
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あまおう
コバルトの月夜に向かい狼は 目立たぬように溜め息 ひとつ
24
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夏恋
ひいやりと月光滲む真夜の海岩場から駆け出す貴女の幻
9
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詠み人知らず
教わった漢字を全て放り投げひらがなだけのひにかえりたい
23
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湊あかり
ごはんつぶ、ついてますって言えなくて一日終わる近距離恋愛
7
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あかる
降り止まぬ雨の波紋は幾重にも つがいの鴨を包み消えゆく
26
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へし切
かくれんぼさがし疲れて老い白髪涙にかすむ君が面影
50
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あまおう
ぽつぽつと ろまんちっくが ふってきて はじけてきえた 透明な傘
20
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falcon
とおき日のリラの微笑みうつろへど慕ふこころの永久に生くべし
8
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あかる
かけっこが好きなところは君に似て 指折り待った明日は本番
7
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てきと杉立
「夏なのに」白を称えるきみの手に溶かされそうな雪見だいふく
2
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詠伝
いつまでも覚えていたい歌があり菫に託して押し花にする
11
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あかる
音もなく そぼ降る雨に包まれて 遠いおもかげ淡くなりゆく
12
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ふきのとう
画用紙に色鉛筆をすべらせてえんどうを描くたのしみを知る
17
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あまおう
手のひらに きみの着ていたブラウスとおんなじ色の ハーゲンダッツ
23
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へし切
降る雨に切なき想い流れゆきやがて晴れゆくこころの空も
27
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紫草
蕗を煮る鍋はおしゃべり続けおり厨にこもる夏の灰汁の香
26
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すばる
両手から水がこぼれていくようにあなたの事も忘れられたら
14
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