河のほとりのお気に入りの歌一覧
横井 信
水鳥のそっと飛び立つ水田は風に吹かれて透明になる
13
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横井 信
窓の無い夏につながる真っ黒なとびらの前で歩みをとめる
9
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蔓葵
物思ふといとひやはせむ時鳥君がありかを語りあかせよ
11
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蔓葵
昔こそむなしき舟を結びしか今は嬉しきつなかけの松
13
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蔓葵
わが恋はうの花かげにしのぶにもたへぬ思ひのやまほととぎす
12
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蔓葵
わが身世にふる川のべのちぎりさへ結びもあへぬふたもとの杉
16
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葛城
取り除き拔きて棄つとも又生える丹精されぬ雜草は強し
10
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葛城
卯の花に楓の若葉添え活けて客を迎える式台の脇
14
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葛城
語らへば舊懷の情やみがたく遣り取る盃の乾く間もなし
7
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葛城
體力も氣力もありし若き者の手もなく逝くは悲しかりけり
13
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御宿川蝉
夢破る曉の聲 ほととぎす 何を恨みて かくも啼くかや
7
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御宿川蝉
皐月宵 花橘の香りせば 枕のみ知る人 思ひ出づ
11
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御宿川蝉
夏立ちて 水田の青の 美しき 黒光りするパネル醜し
7
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滝川昌之
次男宛て長男からのギフト券 花へと換えて母の日リレー
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滝川昌之
まだ逢えぬツバメ招けと立夏まで鯉を揺らした薫風に乞う
16
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滝川昌之
新人の外線取り次ぎ滑らかに自信のついた鶯ごとく
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滝川昌之
たまに満つ気力体力すぐ途切れ交換間近のバッテリーのよう
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滝川昌之
アジサイが早く早くと梅雨を呼びゆっくりしてと待つカタツムリ
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ななかまど
窓染める桜のみどり濃くなりて椅子に馴染めば夏近づけり
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ななかまど
白百合を紅く染めんと夕やけがはたりはたりと照らす西窓
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