石川順一のお気に入りの歌一覧
朔夜
君がため蕾ほころぶわけじゃなし吾がため散らすわけでもないし
6
もっと見る
千映
一枚の葉書で吾の心根を読み取るあなたメールで返信
12
もっと見る
在原紀之
一声の汽笛と共に七匹の蛍は遠く飛び立ちにけり
6
もっと見る
在原紀之
この駅で列車は七つに分かれます「異常はなし」とハンドル引き継ぐ
6
もっと見る
灰色猫
ポタージュに口づけをする銀色のスプーンが冬の愛であった日
21
もっと見る
灰色猫
肌という種から生えてる産毛たち今日が雨だと教えてくれる
17
もっと見る
灰色猫
寝込んでは好きな作家の背表紙を瞳で撫でて週末過ごす
25
もっと見る
灰色猫
病床の眠れぬ宵に初恋と握手ができるてのひらがある
22
もっと見る
葱りんと
「母さんの料理恥ずかし。売っている物の方がいい」 私泣いていい?
18
もっと見る
葱りんと
ああ、もう 4月1日。 にんまりと 今年はどんな 嘘つこうかな
12
もっと見る
松虫君
留めろと針刺し縫ったワイシャツを返してほしくば取りにきてみろ
8
もっと見る
松虫君
堅物で優しいところが好きだけどクズな男になれよと睨む
6
もっと見る
松虫君
君が捨て 私のものでもないものを なんとなく溜め 肥えてくタンス
6
もっと見る
松虫君
ディオールのシャドウを矯めて見る友の開いた口が疎かで婀娜
4
もっと見る
みろく
戦場で南洋桜と名付けらる春無き国の火焔樹の春
25
もっと見る
舞
寂しげな吾に従う影ひとり月は三日月問えど応えず
11
もっと見る
林林
恥ずかしいのはお料理そのものでなく母からの愛顕になること
23
もっと見る
詠み人知らず
人生の雨脚強く吹く風にありがたうこそ 晴れ晴れ愉快
10
もっと見る
千映
紅梅が色褪せ一瞬ソメイヨシノ「違うよね」の声が重なる
11
もっと見る
秋日好
去る友にリボンで束ねたヒヤシンス花の匂いが目尻に残る
24
もっと見る
[1]
<<
1694
|
1695
|
1696
|
1697
|
1698
|
1699
|
1700
|
1701
|
1702
|
1703
|
1704
>>
[2319]