石川順一のお気に入りの歌一覧
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海原 真生
コンビニで 買い込み パーティ ほろ酔いで 誰も訪れないこの楽園
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三日月トカゲ
きのう今日、今日よりあした違うなら。君がひいた分、すすんだ線
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みろく
君の写真 隠した本の題名を古本屋にてぼんやり眺める
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舞
咲き初める仄かに匂う桜にはほど良き影の上弦の月
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夢士
春の陽に胸踊らせて街を行く若き娘の手のコート重たげ
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秋日好
ぬばたまの えがたき夜に ひめ事を ななつの海も 越え帰り来む
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秋日好
立夏にも届かぬ春に百合を待ち薔薇愛でしおり網の上にて
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秋日好
ぷよぷよで温く絡んでくれるなら指はなくともペットになるよ
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秋日好
ほっこりと膨らむ蕾に一条の桃色走る 今年の牡丹
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秋日好
「日が変わるまでにベッドに入ること」新婚の夜なら嬉しハズカシ
16
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高松 蓮
春うらら 校舎の裏にも 湧き出ずる ひときわ元気な 子どもらの声
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まあさ
新しい 職場の配慮に 夫の目は うるうる潤み 桜もかすむ
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inosann
空一面青きキャンバスに彩る雲どなたが描きし今日の夕焼け
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詠み人知らず
青白く作られたやうな笑顏より 真黒に焼けた その顏が好き
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百合
歯ブラシを咥えたままで暮らしたら何も伝わらないから平和
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夕星(ゆうずつ)
好き好きと愛の囀ずり輕口に おもひ言葉は特別な場所で
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鴎
春なのに秋木の葉散る悲しみを踏みしめ歩く労働の道
6
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び わ
おいおまえ認知症にはまだ早い桜ながめつベンチにかけて
5
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千葉 甫
ふと音を立てた障子に眼をやってひとり居る夜の静かさの増す
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Chico
萬愚節 ひと それぞれに浮ゐてこい いのちみなぎる あ、あさのツチノコ
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