inosannのお気に入りの歌一覧
あまおう
今更に母亡き夜は窓に寄り月無き故に隠れ泣き顔
28
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綿羊てんこ
放課後、体育館のビロードの向こうにあかい夕日もあって
2
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みなま
あのひとは何回ごめんと言ったろう何回わたしの名を呼んだろう
7
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潮月繁樹
初夏薫る 五十と七の 朝迎へ 齒醫者に寄りて 仕事始める
5
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みなま
冷蔵庫片付けおれば あの人の好物達の残骸の群れ
12
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芳立
慈善家を例に話せど青年は相互依存の意味をおぼえず
5
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紫草
生まれ来し疑う心にきりはなく真実を知るやあの赤い月
18
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潮月繁樹
戀花に 月夜が照らす 白き絹 蜜にまじりて 紅く染めゆく
3
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あまおう
神々し線香時折りなびいてはゆらりこの身に絡むまぼろし
39
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恣翁
一条の路に草萌え 裾のごと 斜めに延びて寺に続けり
20
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コロ助
拙い字あなたに文を献上し心はそぞろ相手にされず
3
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詠み人知らず
待ちきれず小さき花をふたつみつのぞかせ空をうかがう紫陽花
18
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詠み人知らず
お堂まで半身不随の母背負い命冥加の意味を疑ふ
17
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舞
這うように補助車押しゆく老婆にも子有り夫有りその歩みには
12
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胡桃
「過ちを繰り返しては またひとつ大きくなれる」 と語る背中
9
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たんぽぽすずめ。
頂いた玉露の茶葉へご夫婦の優しさがまた花のごと咲く
11
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綿羊てんこ
時間ってままならぬものだ髪の毛もつま先も伸びるってのに
1
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みやこうまし
さきがけているか如何かを試される株取引のプラス・マイナス
5
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只野ハル
手から落つスマホの音に目が覚めて座して微睡む僕を見付ける
5
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falcon
霧島に染まる参道ふむひとの紬の裾にはつ夏の風
7
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