滝川昌之のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
好きだけどホントはいつもアイラブミー似てる二人は折れないふたり
5
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詠み人知らず
密かに旅立つ人を悼む時言葉控えて祈りを捧ぐ
4
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詠み人知らず
傘持たず駐車場まで駆け出せば庄野白雨の旅人思う
8
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みやこうまし
一人居は寂しくあれど自由なるその気楽さは捨てがたきもの
11
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可不可
女子むれてノッポしかも性格ブス 私を狙ひ撃つか ゼウスよ
7
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詠み人知らず
火打ち石代わりに 歌う 祖母の思い 無事に旅路を 帰ってきてね と
7
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朝野沙耶
春の季に身命を賭しつ果てぬれば吾が青春の証左なるかな
10
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高松 蓮
洗剤の シャボンが誘う つかの間の 夢がさめれば また給湯室
7
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煩悩
8月のくせっ毛は雨を予感してる皮膚感覚よりも早くに
12
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バロンマン
卒業式 裸で駆けた君がいた語り継がれる伝説の王者
12
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バロンマン
学祭で必死に演奏したギター僕等は捧ぐ音楽を君に
16
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山崎ふゆ彦
鎌倉のぼんぼり祭り夕暮れて火灯す巫女の白衣緋袴
6
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藤久崇
窓開けば 和き晨の 風に添い 忙しく来たる 蜚蠊かな
15
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千百
死に際に 西瓜を求めて 逝った祖母 悪阻に果肉を 啜り思い出す
8
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舞
おろかなる歩みであったと顧みる夜の静寂に時刻む音
14
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内藤芽亞
嗚呼の「嗚」にカラスを見つけた時からカラスが悲しく見えてしまう
7
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KEN
ふたつみつ茜を搖らす雨の音秋の川邊うたたねの後
17
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内藤芽亞
手についたイベントカラーこりこりとはがし生徒は第二形態
4
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己利善慮鬼
美しい花を咲かせるはずだったアスパラガスに添うマヨネーズ
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ざつ
「そういえば」ついでみたいにあのひとがいなくなったと知った八月
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