滝川昌之のお気に入りの歌一覧
恣翁
秋風に 打ち遣られぬる灯籠の ゆらゆらと 尾を靡かせて在り
14
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コタロー
稻田より姿の見えぬ蟲すだく心落ち着く綺麗な音色
11
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煩悩
茜さす幻の都市に鳴る発砲音を聞け八咫の烏よ
6
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吉野 鮎
己がじし歌の礎に刻むとき星の靜寂に一條の音
16
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舞
夜半地震寄り来る妻を庇いつつややこの時は男のこ示せる
11
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び わ
持ち主(畑)が手におえなくて放置され雑草たちが喜びいさみ
5
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秋日好
男性に絶望した日に書き出した逃避話に決着つけ中
10
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聴雨
雨が降るただまつすぐに雨が降る思ひが胸を貫くがごと
17
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KEN
北國の夜景の上の文字を追ふなすすべもなくただ文字を追ふ
17
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詠み人知らず
連絡の取れぬ友達何処にや 知る術もなく無事ぞ祈れる
14
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詠み人知らず
朱夏すぎて 目深にかぶる黒キャップ撫でて そよげる白秋の風
13
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詠み人知らず
落陽は沈む嘆きを溶かしては桐の下枝の背景染めけり
16
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詠み人知らず
情熱を滾らせしまま燃え落つる夕陽 オレンジ色濃く煮えたり
10
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夢士
お疲れとそっと手に取り休ませる夜店で買ったデイズニー時計
16
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詠み人知らず
背負わされた荷に納得や笑顔など向けられないで傷をばらまく
8
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みやこうまし
幸いは一人の我に握られる 孤独は生の原点ならずや
11
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へし切
たびたびに避らぬ災害 悲しきに まこと小さきこの国なれば
26
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詠み人知らず
いい写真だからといって知らぬ間にぐーぐるまっぷに出すのはやめて
6
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山崎ふゆ彦
震災の予測を聞いてもういいとつぶやく老人吾もうなずく
5
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へし切
災害の多き この国 思う時 ひとは無知と無能なるを知る
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