滝川昌之のお気に入りの歌一覧
ひよこ豆
喜びはフッと突然訪れて余韻のこしてスッと消えてく
13
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ひよこ豆
雨の止むその時ねらい虫たちが月を探して唄いはじめる
18
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秋日好
病院のローブの上に着られるよう紺のガウンは秋陽を浴びる
13
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幸子
四方に散りときに飛躍しとりとめもなき我が思考何処よりの風
16
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己利善慮鬼
十字架を重ねて祈る見上げればシャープな雲が征く青い空
7
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秋日好
パソコンに逃避しているダメ妻に「片付けろ」といい寝に行く夫
14
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千百
腿の上を 転がる雫に 反射する あの夜と同じ 終わりの始まり
6
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内ノ邑
明日より始まらむとす憂き日をば生難しと思ふ夜なりな
5
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幸子
歌を詠むブルドーザーに家事回す努力片端からつぶされぬ
15
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洩矢転石
ぼくたちの齟齬は冷蔵庫にもある変色している半身のアボカド
6
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高松 蓮
知らぬ間に 聞かなくなった 蝉時雨 漏れ出ず杜は 鎮守の社
4
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可不可
ハイヒール 忍び寄るには不利だけど 獲物つかまへるまでカウントダウン
7
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詠み人知らず
一雫 反響しみる 青楓 風の薫りも音も一時
6
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詠み人知らず
浮遊するこころと己の物だとは確と捉え得ぬ肉塊とが有り
7
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詠み人知らず
わずらっているうちの一つ解離性、つまりフアフア、一致しないの
8
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詠み人知らず
小窓へと月は光を寄せるでしょう詩を待つときを過ごす友だと
16
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詠み人知らず
時雨きてなおなお妖し朱に染まる凌霄花の夏の夜の夢
22
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詠み人知らず
青つくり高行く空を一筋に御山が呼べば鳥遊び来る
10
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詠み人知らず
野分き過ぐあとには黄金の芦原の又直ぐとなるを祈り見晴るかす
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つちだゆういち
これは愛?不貞を忌めどこの恋は君の浮気で成就に至り
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