芳立のお気に入りの歌一覧
浅草大将
くさまくら旅する神の民なれば秋野のとまの宿をわするな
6
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浅草大将
おとに聞く神楽が岡の初しぐれふるき都に過ぐす日もなく
10
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紫苑
きれぎれの夢のあはひに立つ影へイランイランの滴をおとす
15
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浅草大将
夕されば身をこがらしの吹きあれて胸にたき火ぞいよよ熱しも
7
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紫苑
あまとぶやカリグラフィーの尾のにじむ余白にとほく雨だれのこゑ
10
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紫苑
眠られぬわけを指になぞりつつ開けてはとざすぬばたまの夢
8
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ひの
枯れてゆく優しき姿 秋の葉の濃くなるごとに君を手離す
3
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ひの
固まったアイスを抉るスプーンが折れそうで もう泣きそうになる
6
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遠井 海
八時五分独身寮前バス停にメガネ男子がずらりと並ぶ
11
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紫苑
こひびとの頬にも似たり宵の灯をあはく透かしてさよりの並ぶ
10
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遠井 海
人なんて淘汰しちゃえばいいんだとずっと思ってた子を産むまでは
21
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沙波るり
自分だけ辛いような気持ちだきっとありふれた不幸ありふれた孤独
3
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河のほとり
ぬばたまの夢は見果てず覚めてなほ面影ばかり有明の月
6
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紫苑
陽をうつしなかばよごれたいちにちをさくらもみぢに染むみづのあき
12
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紫苑
白みつつきはどきあはひいづくにか散る木犀のかをりするどし
7
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聴雨
微笑みが黄昏いろに沈澱しやうやく馴染むさくらんぼ酒
12
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ケンイチ
その先の冬を思へば数多なる国境線は我を分かちぬ
8
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浅草大将
手枕をなどまくだらのまりあよと主はつれなくものりめたんげれ
10
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紫苑
ユリノキの朽ち葉のかをりおそあきの疎ましき死をさそうてやまず
15
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只野ハル
ビル影の伸びる時刻が早くなるぬくもりをまだ残しておいて
5
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