粕春大君のお気に入りの歌一覧
芳立
たれや見むふゆなる色も本ならぬ流れにもみぢ掛くるしがらみ
4
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東大寺
山野辺の 道の畔の 柿の木の 色づく頃の 歌ぞ哀しき
6
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東大寺
薄氷 きらきら朝の 光在り 道行く人に 時告げる鐘
1
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詠み人知らず
夕映えに 澄みゆく湊 知らぬ間に 心うごきて 小舟こぎ出づ
4
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ほの香
新参の十日に満たぬ小夜なれば百の拍手に華を保ちつ
7
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吉奴十三世
湯の街をそぞろに歩むをとめらの 湯あみの姿しばし想はむ
4
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詠み人知らず
銀杏を鍋にて炒ればさみどりの色濃くなりて香ぞたちにける
3
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みなま
枯れ果てて吹きだまれども抱えれば涼しく香る落葉気高し
8
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片井俊二
橙に色づく柿のやわらかきおもさにたわみ秋は暮れゆく
2
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詠み人知らず
大伽藍渦の中より現れ出で燦と輝き鐘響き渡る
3
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日向猫
緑失せ風をいなして枝垂れゐる吾も生きなん柳のごとく
20
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inosann
いつからか灯りの点いた玄関に辿りつくこと目標となりぬ
19
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もなca
ひらがなの歌しなやかにやわらかに声にのせればやさしいひびき
11
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ふきのとう
千日の重き時間の過ぎゆくも生きる力の強きを知りぬ
18
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浅草大将
水くさき世にはしがらみ多けれど金の流れを堰く術もなし
12
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聴雨
キズつける人をも傷を負ふ人もあまねくつつむ小雪の月
12
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紫苑
立ち枯るるバラの吐息のその息のかそかをききつ酒くみをりぬ
6
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光源氏
しら菊を折りてみたまふ浮橋のわたらふ月を思ひとどめん
11
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みやこうまし
木暮れ道行きてくぐれり山茶花の白点々と散り咲く下を
9
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芳立
苗ひとつわれも植ゑてき思ふごと稔り稔らぬ永田なれども
5
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