林ユキのお気に入りの歌一覧
羽
きみの目に波うつ海があふれだす頬を寄せればほろにがい水
29
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浅草大将
むさし野の草のゆかりは薄くともなほ紫にのこん菊かな
17
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たんぽぽすずめ。
きれぎれの言の葉満ちて吹く綿の風のひとつに君をおもえり
36
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うにうに
白菊の花を浮かべた杯を白黒写真の君と飲み干す
17
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ペニーレイン
花薄いつか歌いし数片は君に生命を捧げむという詠
10
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紫苑
秋夜更け影と二人で歩きけり虫すだく野に沈みゆくまま
12
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紫苑
群れ咲きしつめくさも消え泡立草ひくく傾ぎて秋は来にけり
20
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只野ハル
僕も引き金を引けるかもしれない銃口は何処を向いているだろう
10
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うにうに
不確かな夜を繋いで名前しか知らない君と重ねる積み木
22
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うにうに
薄氷のすべて融解した朝の夢からうつつへ踏み出す一歩
18
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紫苑
陽を避けて辿り着きしや緑なきロビーの床に蝶一羽死す
15
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只野ハル
ぼくがいられるところにきみもいてほしいやさしいうたよむひとよ
20
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螢子
立待の月に寄り添う星ひとつ添い遂げられぬ人のありたり
14
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やすむ
着信のランプに気づく坂の上 ていねいに割れる下心 夕やけ
1
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芳立
障害を障がいと書く自分には差別ごころがないとうそぶく
13
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まき
八月の終わりの海に降る雪はここにはいないきみのまぼろし
15
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歌織凛
寄り添って泡立ちながら過ごす日々ぼうるのなかの今朝黄身ふたつ
6
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浅草大将
差しのぼる月にぞ覚めよ一時を野にうたたねの秋の草花
15
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水島寒月
風の秋少年の日のやるせなさ蝉の骸のにおいにも似る
6
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きりあ
雛菊野心のままに駆け出せば風はいつしか秋風となり
16
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