falconのお気に入りの歌一覧
只野ハル
年賀ソフトの喪中受け欄にチェックを入れる暮れの夜の更け行く
14
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只野ハル
日曜の朝のバロック聞きながら布団干しする冬のベランダ
19
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詠み人知らず
僕たちは遠い世界の不幸には 偽善の寄付で 軽く済ませる
10
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芳立
見尽くしし夢をかぞへで冬の夜の星は迷ひの色なかりけり
7
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舞
通勤す人らの瞳虚ろなる傷押さえゆく呻き潜めて
11
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粕春大君
春来ぬと惑はす風としろがねの竹ふる里にふる霜はなし
15
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水海はるこ
ヒトになる前ハトだったかもしれぬ噴水きらめく公園にいて
11
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詠み人知らず
さめた手のじゅわりと甘いドーナツがぼんやり滲む 夜の真ん中
6
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芦澤ノリコ
才能が弁当みたいに売られてて温めますかと問いかける夢
12
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只野ハル
昨日とは違う何かに遭えなくて歩幅縮んで帰る夕暮れ
16
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只野ハル
湯に浮かぶ歌留めんと念じれど泡沫のごと壊れ消えゆく
13
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只野ハル
食べても食べても口癖の腹減った止まらぬ母にこれで最後と
13
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浅草大将
採れ早朝に立つその草の名はラウラ花の咲く野ぞ蔦に閉づれど
4
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只野ハル
晩秋の時雨の中を濡れて行く日暮れの小径行く宛知らず
18
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詠み人知らず
父は死に母は半身不随でも わたしの中に 父母は残れり
21
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只野ハル
退職の荷物を詰めた箱たたみ中身を棚に取り敢えず入れ
10
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只野ハル
組体操団結力と言うのなら教師みんなで見本示せば
13
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只野ハル
懐メロをかければ母は笑み浮かべところどころを合わせて歌う
18
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只野ハル
我国も兵を派遣し武器を売る普通の国になりつつあれば
7
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只野ハル
何年も捨てられなかったものたちを片付けている秋晴れの午後
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