ひげじぃのお気に入りの歌一覧
芳立
冬至る六連のひかり遠見して道の冴えたる闇の底かな
9
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紫草
さて、という句読点を胸に打ち猫と一緒に開く歌集を
12
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へし切
枯れ落ち葉 踏めば空しき足の音 春はふふみて 深みゆく冬
19
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ななかまど
しもやけの足の痒さの冬が来てわれの鼓膜に虎落ふるえる
11
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滝川昌之
一年で一番長いお勤めと柚子に成りたい今宵の月は
17
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可不可
服も脱ぎ 喪ふもの何もない ホワイトアウトに 沈んで眠れ
6
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里香
山道に 置いて行かれて 追いかけぬ しるべとなれる 雪とけのこり
11
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千映2
大きめの南瓜冬至の前の日も食べて乗り切る支度は万全
7
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茂作
冬日浴び芽吹くよろこび清白の 春にも負けぬ青の眩しさ
21
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KEN
冬の陽に 命の形 ざわめきぬ 何も飾らぬ 深山の樅の
12
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名鈴
問ふ人の あらばや言はむ 立ち別れ 言ひ知らず増す 恋ふる心を
24
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葛城
朝飯の後なるまだきうす寒き一間に白き茶の湯気の立つ
16
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朝比奈
一線を画して後のマイライフあれかこれかとカタログを観る
18
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へし切
太郎焼き 甘い小豆を煮るかほり 冬空の下 ひとつ贖ふ
15
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ななかまど
やれること選びて今日もそこかしこできるとこまで老いの時無し
12
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滝川昌之
鼻垂れが袖口ばかり光らせた寒き昭和の木造校舎
16
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千映2
皮肉にも短歌に興味なき人と暮らして今年半世紀過ぎ
9
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へし切
若き日を思えば今は懐かしい 君と歩んだ道を辿りつ
17
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横井 信
長靴に踏みつけられてどんぐりは棚田に沈む夕陽を見てる
15
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恣翁
袖に手を入れたるままに 慣らひとて机に向かふ冬の夜かな
15
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