詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
へし切
命にもまさりて惜しくある君に逢ふはかなはぬ秋彼岸かな
16
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名鈴
わたつみの 龍の妙なる 饗設け 返さひ申すは 日の本に一人
10
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茂作
相對性動く歩道を歩く人 ホンノ少しの長生きをする
14
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へし切
吾は老い 生きる縁の子と孫の 元気にあれば ただ それで良い
15
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茂作
長等山麓に眠る大王は 亂に破れ名さへ知らえず
14
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茂作
晝餉時雲居に聞こゆジェット音 天つ空曵く乙女のカート
12
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恣翁
お互ひに連れを思ふも 一言も口こそ利かね 翌日も雨
17
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へし切
吹きわたる秋の野風に女郎花うちなびきつつ誰を恋ふらむ
14
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滝川昌之
稲穂守る鳥影の無き野分から着乱れながら踏ん張る案山子
20
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横井 信
台風の雨も過ぎ去り青空に誘い出されるツクツクボウシ
13
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茂作
岩船の笑ひ佛は大岩を 庇に借りて雨風を過ごす
13
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横井 信
公園のフェンスの中で揺れている彼岸花咲く小さな花壇
9
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へし切
賛なれど 身は浮草の根も絶へて 川の淵瀬に浮きつ流れつ
14
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きくゑ
一杯のテイクアウトのコーヒーが怠惰へ沁みて肌あわだてる
6
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滝川昌之
夜なべして母が擡げた編み棒のごとく揺れるか紅の鶏頭
16
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横井 信
道端で雨に濡れてるつゆ草の見上げる空に飛行機の影
14
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灰色猫
妖し気に赤く浮かんだあの月は戦禍で燃えているのでしょうか
10
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恣翁
秋の日は 毛氈に咲く花がらに 刹那の生命を与へたるかも
12
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茂作
何處から舞ひ入る蜂か繰り返し 窓にぶつかる外の殘暑日
13
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滝川昌之
むずむずと 鼻に届いた 芳香は マスクで薄れ なお金木犀
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