詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
夢士
夕焼け空奥多摩の峰黒々と戻りし孫の里は暮れゆく
12
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ななかまど
木の枝ゆ落ちる雪だけ音となる白をまといて無となる冬野
15
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名鈴
唐土の 命長さの 故事に 因みて今朝は 七草の粥
15
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滝川昌之
鍵穴が墳墓の形に見えるから亡父の机の開けぬ引き出し
21
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ななかまど
詠むちから読みとくちから育めば短歌の命吾により添う
15
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蔓葵
冬木立落ち葉さびしき枝々に風の結べるふくらすずめか
14
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名鈴
子育み 抱きて 降ろして 打ち置きて あまねく守る ことぞ慈しみ
15
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名鈴
名も知らぬ 流浪の民を 助くるより 国辺の妻を 顧みよ夫な
13
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ななかまど
ふるさとを核に追われる八歳は帰るべき家画面にさがす
12
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ななかまど
寒椿いそぎし吾をひき止める紅の出合いの今朝の優しさ
13
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萱斎院
むつき立つ春日の山の冬霞 とくも偲ぶるうぐひすのこゑ
12
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うすべに
御仏に合わす手の指しわ深く 経る年つもる祖母の横顔
11
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萱斎院
あらたしき春の松が枝ひきむすび 真幸くあれとかざす草の戸
12
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うすべに
初春の祈りをのせたけむり立つ 薄らぐ空に水煙の乙女
10
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滝川昌之
子ら揃い妻を囲めば福々し弁天様に新春の笑み
14
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横井 信
父母を訪ねた後の三日目にひとり詣でる近くの社
10
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KEN
香の木は やわき菩薩の かたちして かじかみ合はす ゆびさきの奧
12
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名鈴
夢に見つ 母のおもかげ 絵筆にて 現に招かん 幾年経とも
14
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林林
あたらしく頑張ろうと思うことに半歩近づき少し休んだ
12
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夏深
冬枯れの野にも初日の神々し光溢れて金に染めゆく
9
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