水月のお気に入りの歌一覧
夢士
豆撒きの声なき街の静けさや子らは何処に鬼は何処に
20
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詠み人知らず
寂しさを童話のように染み込ませ月の光で仮面はずせば
14
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詠み人知らず
もの思う夜を越えない詩はないこぼれる祈りと弾く夜想曲
15
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吉野 鮎
戀ゆゑに夜叉ともなりぬ鬼ならむ追儺の夜は肌あつく燃ゆ
12
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吉野 鮎
蝋梅の薄萠黄色朝影に俯きささやくゆかし薫りを
17
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舞
ふるさとの冬を思えばひとり立つ深山に埋もる草木の塔
10
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田中 一生
縁ありてこの花と生き四十年いつまでも咲けわがそばに居て
9
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コタロー
青空に伸びる高層ビル群の遙か上空鳥が羽ばたく
11
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蔓葵
風花のにほひにかすむ雲の上はいかなる春のさかりなるらむ
8
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千野鶴子
春立つ日寒さに耐えて眠る木の花芽の襟元いまだ緩まず
10
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へし切
せせらぎの音も騒がし山里の草木はめざめ春きたるらし
25
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灰色猫
冬の陽の枝の樹氷は溶けゆきて海に帰れる春を待ってる
16
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灰色猫
美しい死というものを愛でるため標本にする紋黄蝶の翅
14
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詠み人知らず
不完全 崩れて固めたこの私 それでもいいと誰かが云った
11
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詠み人知らず
雪の上 誰かが落としたその花弁 春はもうすぐ、もうすぐそこだと
9
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詠み人知らず
星をまた数え数えて 瞬きの一粒つんだ 金平糖の朱
11
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横井 信
曇り空 眺めて僕は うとうとと ソファで眠る 春を夢見て
16
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夏恋
ああゆうのセフレってことだったのか月の満ち欠け恋してたけど
14
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月虹
始まったばかりの二月に腰かけて君と見上げる空に粉雪
51
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詠み人知らず
夢占が途絶えぬ辻へ迷い来る蝶のあとさき まだ風に聞く
11
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