KENのお気に入りの歌一覧
うすべに
佐保川に咲きいそぐ花ふたつみつ 冬のかおりに水澄みわたる
12
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ななかまど
冬至の日残すところもあと十日習わしなれば南瓜を喰みて
19
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杜鵑草
すずろなる賑はひの市に浮き立てる人を厭ひてふり出でてけり
12
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茂作
遠き日を思へば夢か現かも いまある我は誰れがかねごと
15
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へし切
芳しく柚子の香のせて冬至る心おだやか静かに暮るる
16
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滝川昌之
運び屋は北風でした庭先に二センチほどの氷柱届く
21
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うすべに
一年の過ぎるはやさにしみじみと 柚子のかおりの湯気につつまれ
14
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恣翁
昨夜の雪 けふは消ぬとも 風花の いつか根雪となる日の来べき
14
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横井 信
霜の降る冷たい朝の青空に白い湯気吐く冬の煙突
13
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ななかまど
鵯の声こごえる風になる朝は冬の日差しが枯野を濯ぐ
15
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茂作
枯れのこる莖まばらなる紫陽花の 寂しき庭に霜降りにける
16
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へし切
今はなき理念や誇りこころざし この日本は失くして久しい
15
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滝川昌之
四年分、歳を越すよな意気込みで蕎麦屋がパートとバイトを急募
17
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うすべに
手を貸してくれてもいいのに ひだまりの猫のひげにも第九のメロディ
13
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横井 信
締切にきっと間に合う終わりまで走り続ける年の瀬の朝
12
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舞
妻なりの家片隅にささやかなジンクスありて幸あれかしと
10
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杜鵑草
寒からず暑くもあらぬ常春のマリネラ国を訪ねてしがな
9
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ななかまど
冬の陽と電車の揺れに微睡みてまほらに人ら目蓋を閉ざす
15
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茂作
何ゆゑに競ひて散れる紅葉かな 春の日遠き冬枯れの里
16
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へし切
あなをかし墓穴を掘るとはこのことか己が定めし法の抜け穴
15
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