藤久崇のお気に入りの歌一覧
内田勝也
空ははや見上げるものにあらずして風は吹かねど銀杏は落つ
3
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松本直哉
言ひよどむくちびるあかき去りぎはのあきのゆふべのあざみ野のえき
5
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コタロー
道端の古く小さき野佛に誰かが供へた花が咲きけり
13
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うすべに
ふるさとの宮跡わたる秋の風 靡くすすきのくれる魂振り
9
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へし切
暮れかかり街の灯りのぬくもりに君を恋ひしむ秋はたそがれ
15
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ななかまど
お馴染みの酒屋のおやじが顔をだす令和の新酒は神と吾とで
11
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幸子
世を探り疲れた果ての幼子の眠りは白い木蓮の花
19
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詠み人知らず
秋深み障子に影の木の葉搖る夕暮れ侘し想ひに耽(ふけ)り
18
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ななかまど
新緑の山かたむけて寝ころべば五月の空は吾のものなり
7
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詠み人知らず
一陣の閃光走り初つばめ令わし大和に吹く風薫る
13
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舞
色里の名残の街の蘭灯に浮かぶおんなの影も紅
12
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千映
萌黄色日ごと変化し象牙色待ち遠しさの大手毬かな
10
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灰色猫
憂う日も晴るる日もあり身のままに風に吹かるる花にあれせば
23
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可不可
建て混んだ街ではミニチュア飾らうか 鯉のぼり絶滅危惧種
7
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コタロー
野に出ればシロツメクサが咲き亂れ四つ葉無くとも幸福貰ふ
9
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可不可
叶はない夢の筺の蓋にせう 持ち重りする白い花びら
9
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デラモルテ
遙かなる思ひを誘ひいつまでも白く輝く冬の夕暮れ
18
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デラモルテ
株分けしモネの睡蓮地に根附き畫布を彩る倉敷の街
53
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デラモルテ
小望月散りぬる櫻照らしをり明日の雨に散るを惜しみて
14
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デラモルテ
春雨の靜かに降りて雨上がり春の限りの風吹き止まづ
15
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