詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
ななかまど
霜ばしら朝の光を弾きおりガラス戸越しに吾は動けず
9
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び わ
山茶花が一輪赤き花咲かせ厳しい寒さよく耐えており
9
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舞
名も知らぬ小さき祠の銀杏木のこがね降り敷く神の坐す庭
17
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こぐまじゅんこ
布団干しじいちゃんの帰り待っている来週にはもう退院できそう
6
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このは
なんとなく待っているような気がして急いで帰る冬の夕暮れ
7
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千野鶴子
訊いておこう「どう作るの」と訊けるうち父の作りし鯉こくのレシピ
8
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横井 信
問題を 解きほぐしては 進んでく ようやく見えた かすかな兆し
14
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葱りんと
近場なら 一緒に飲みたい だけれども 叶わないから 歌で一献
14
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夢士
うたのわの友と一献交わす夜やつまむ肴は月影もみじ
15
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石川順一
健在の菊はまだまだ二色咲く雨にしょげても再び顔上げ
10
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灰色猫
迷い込む猫に怯えつ睡蓮の鉢のめだかは冬を迎えり
24
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灰色猫
凍てついた梢の雪は刃の如く白く朝日を照り返しおり
22
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千映
妊娠中別珍の足袋やセーターに似た羽織り着てあなたを待った
8
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へし切
月影に宵のむら雲冴えまさり独り寝る夜のこころ凍らせ
27
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滝川昌之
不自由と感じる日々の繁忙もいつか愛しく偲ぶだろうか
26
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千映
食べる菊「もってのほか」が色添えるほうれん草のお浸し美し
13
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藍子
柳散り去り行く秋を告げる午後小春日和に暫し微睡む
11
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詠み人知らず
わしのこの短歌とよぶにはまだはやい短い歌とよんでくだされ
5
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吉野 鮎
八百萬絶句の惚氣あつけらかん拔き身のひかり洞の拔け道
11
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石川順一
掃除されすっきりとした部屋に居る紙がたまれば請求書のよう
15
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