詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
夢士
情けなや こほん と小さく咳きて胸に手を当て涙する今
18
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滝川昌之
どんど焼き火の粉見つめて火照るのか振る舞い酒が頬染めるのか
21
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滝川昌之
車窓には真白き富士が祝いおり成人の日の車内華やぎ
22
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灰色猫
焼き芋は皮ごと食べるほうがいい甘くビターな口どけがいい
20
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inosann
親からの自立めざして別居させし息子の日常つぶさに知らず
16
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舞
いつの日か君の記憶の片隅で消えた言葉を僕は語ろう
8
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inosann
眠れないと私の部屋に来る娘と事故後の苦しみ共に味わう
22
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千映
歳ごとに自由の範囲広くなるちょっと嬉しいちょっと寂しい
16
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横井 信
集まってコタツを囲むストーブの上で膨らむ餅は食べごろ
19
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横井 信
開かない窓の外ゆく鳥の声毛布に沈みゆっくり眠る
11
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芳立
生きゆかば魂を燃やせと冬の夜は緩みひとつもなくぞ凍みくる
8
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詠み人知らず
年重ね晴耕雨読の日々に咲く季節はずれの木犀芳香る
14
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幸子
腸壁の絨毛一本一本が歓喜し栄養吸い込んでいる
15
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滝川昌之
降り出しは雨 紛れて消えた初雪の記憶とどめて伏せる庭草
22
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灰色猫
ぜんざいに丸餅ふたつじっちゃんと杵つきしたこと味わいながら
25
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inosann
「ただいま」と言うには少し気が引けるだけど嬉しい流離う吾には
16
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幸子
あたたかく陽を受けて満つねこじゃらし秋の季語とて輝けるかな
14
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舞
父逝くに人はゆずり葉つぶやける母もまた逝く吾もゆずり葉
8
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KEN
奧山の 凍てつく垂水 ただ靜か 去秋のもみぢの におい留めて
10
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もどり
封筒に刻み込まれた筆跡は誤配がゆえに冴え冴えとして
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