野々花のお気に入りの歌一覧
むらさか
「出ていけ」と子供時代に言わずとも時期が来たなら勝手に出てく
13
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浅草大将
枯らさねば花咲くこともあるべしと青人草を野に守りつつ
13
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秋日好
負うことを堪え忍べないと泣かないでひとりの君を憂う眼差し
18
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秋日好
乾かした球根の下鉢底にダリアの碧き双葉が三つ
21
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千映
お泊りに大人のぬりえとドリル持ちメイク終え母 車乗り込む
14
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秋日好
二心なく吾の名を呼ぶ若き声貴重であったとこの夜に気付く
21
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inosann
少しでも濡れさせまいと差し掛ける運転席より妻の出るとき
20
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詠み人知らず
柵に 葎の蕾 膨らみて 人こそ知らね 夏ぞ来にける
19
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詠み人知らず
望まるる人になり得ず侘びしかり 力尽くせど立つ瀬もなきに
15
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詠み人知らず
吾ながら 豪快すぎて 笑ったぜ 家の廊下に 水撒き掃除
14
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大田純己
幸せを運ぶ四つ葉に願ひ込め栞に閉ぢる若草の色
9
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沙久
喝采の中でささやく歌声は歌の女神の降臨に似て
16
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只野ハル
今日という日が暮れ自己最長生存記録が更新される
19
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狭間
本当に 悲しいときは 涙さえ 途切れてしまい こころが空っぽ
10
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詠み人知らず
不幸せな女は甘いものが好き苦い涙もシュガーで溶かし
27
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詠み人知らず
藍色のカップに香れる珈琲と雨音だけを楽しみており
25
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千映
詠めない日無理して詠まぬそのつもりそれも何だか寂しいもので
15
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恣翁
千切りてよ 堅めに袖を絞りつれば 鵠沼つ浜の波のコサージュ
19
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石川順一
チャーハンに卵の殻が混じりたりがりりと噛んだ智恵子を想起
16
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只野ハル
暑くなく寒くもなくば着る物で暑かろう寒かろうと思われる
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