白亜のお気に入りの歌一覧
聴雨
一条の光こぼるる月の夜に重ね詠へり淡きしらべを
11
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恣翁
大樹から漏るる朝日に 照り映ゆる白き花咲く 蕎麦畑かな
28
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ふきのとう
朝露にあざみの色は際立ちていくつもの花両手にあふれ
14
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falcon
夏の日を忘れかけてる街路樹の午睡の中に秋の闌けゆく
13
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ふきのとう
コスモスに揺れて隠れるみどり児の髪にはらはら小花の優し
12
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ふきのとう
夜も更けて生きの証と鳴く虫の澄みたる声を枕辺に聞く
11
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falcon
白魚の空に涼しき秋の日の包む悲傷にわれは哭きけり
12
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桜園
木漏れ日の差しくる山路に倒れ咲くあざみの花の淡き紫
17
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聴雨
立待ちの月はめぐりて更くる夜にわが待ち焦がるもの影はなし
9
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詠み人知らず
色褪せた古書を手にして若き日の想ひを辿る家事の合ひ間に
11
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桜園
コスモスの花に囲まるる田圃道亡母と花摘みし日々のなつかし
16
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falcon
月光に憂愁匂ふうるはしき野菊ひとむら乱れゐたりき
12
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河のほとり
露しげき草葉や遠く乱るらむ小野の夕べの風の行く方
15
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聴雨
いざよへる月影白く仄みゆるゆかしき方の面差し浮かべ
10
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芳立
まつばかり影ふかみゆくわが庭にかひなく照るや十六夜の月
15
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みやこうまし
歌を練るベンチにふわり赤とんぼともに首ふる透明の宙
11
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粕春大君
枝葉ちる小庭に出ればすず風のりんと響けり十六夜の月
22
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もなca
野分来てひと夜案じた檸檬の実 まだ吹き残る風に揺れる朝
14
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舞
何処より吾れのもとへと舞い来たる枯れ葉一葉秋の闌けゆく
12
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浅草大将
夜を荒れし野分の雲も晴れそめて後ひく風にみがく月かげ
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