市川春水のお気に入りの歌一覧
紫草
冬枯れて干し草のごとき紫陽花に新芽尖りて早緑のぞく
18
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樟
枯れ落ちて土となりたる緑葉はこの大木の命を支う
3
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まがね
半年に一度は一人で泣いてますお風呂の中で仕事の事で
13
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あまおう
仏前に父が喜ぶブリ大根満足そうに額縁の奥
29
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まるえふ
名前さえ歌の一部になれたならそれはあくまで究極だけど
8
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夏恋
閉め切ったベランダの窓開け放ち洗ったシーツ干してあげたい
15
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文麿
間違へし記憶のしつぽそのままに直さなければ正しきものを
5
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もなca
本当の気持ちは口に出せぬまま君を見上げて揺れるだけの花
25
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麻倉ゆえ
ほんのりと爪の先だけ紅さして手招くように舞った山茶花
16
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夏恋
鍋焼きとお薬服んですぐベッドご休養が一番ですよ
9
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舞
雪積もる墓地に彩る南天の色のみ名残り泡沫の世の
3
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桜園
折々の自然や生活歌にのせふり返り見れば日記のごとし
32
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桜園
植えたてのパンジー生きいき咲くを見て気も晴れ姑の道すじ決まる
16
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恣翁
其処な人 何処にか住む 訛りから もしや妾と同郷ならむか
28
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文麿
朝ぼらけ西におほきな月のこり薄紅色の日の出を迎ふ
11
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まぽりん
木枯らしにしぐれ落ち葉のうづもれて霧立ちわたる小野の篠原
22
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まぽりん
京は寒し片敷く袖の紅き頬をなでむか月の光やさしき
30
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桜園
風邪癒えて放りっぱなしのパンジーをやうやく植えて胸なでおろす
22
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みやこうまし
柔らかい産毛まといて木蓮の花芽立ている寒空目がけ
11
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桜園
姑のこと相談したる時のふえ夫との絆強まりしかな
16
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