まぽりんのお気に入りの歌一覧
ななかまど
茄子の棘へたにはあると気にしつつ浮いては沈む紺あらいおり
10
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ななかまど
旅たてば違う自分に逢えそうな十八きっぷ首に提げれば
8
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千葉 甫
この道は少し傾斜のあることを感じて下る風に押されて
6
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恣翁
抽斗に置き捨てられし 書き付けの 旧りし句案を 読み返しけり
22
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吉野 鮎
一莖の蓮華つぼみを解く音搔き消すほどを降る蟬時雨
14
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吉野 鮎
朝霧がゆるくつつみて鎭もれる杜の氣を裂くうぐゐすの聲
12
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きりはな
空色の帆布に描く夏の雲かつて見た絵は今の未来か
5
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きりはな
夏音と泡を纏って落ちる玉揺れる世界と揺れる宝石
5
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煩悩
歌声がステンドグラスを傳っていくゴスペルが佳境を迎える度に
7
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松本直哉
御巣鷹に逝きし友の忌ちかづけばおもかげいまだ若かりしまま
6
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舞
通学路白線だけを踏み歩く子らは真剣「落ちたらしぬぞ!」
8
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舞
風鈴の音は幽すかに揺蕩いのけだるき夏のまどろみの中
8
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芳立
灼かれてぞおのが盛りをいまと知る日よりも明かきひまはりの花
9
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芳立
日ざかりにながめし君をおぼゆればいまも変はらぬ青田なみ打つ
8
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へし切
駒を指す負けず嫌いの血が滾る吾が心根の老い知らずかな
12
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へし切
吾が庵の狭庭の陰のほたる草 仮のいのちを儚に咲きぬ
15
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へし切
梅雨明けて 土用の丑は真夏日に うなぎ弁当 ひとり侘しも
15
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窓際の蚊取線香いま落ちて漂う夏に蝉がさざめく
4
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横井 信
汗が流れる酷暑日もクマゼミはからだ震わせいのちを歌う
10
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横井 信
遠くから花火の音が聞こえくる夏の夜の道ゆったり歩く
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