偽嫁のお気に入りの歌一覧
夏恋
戀人や夫がゐても子がゐても死の瞬間は君だけ想ふ
25
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詠み人知らず
明日こそ昼まで寝るぞベルを切り 日の出とともに布団をはねる
12
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詠み人知らず
もっともと食べて大きくなりなさい 小さくなった母が言ってた
34
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桜園
ルイボスにほんのりオレンジ香りいしドイツの茶葉の奥深さに酔う
26
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詠み人知らず
爪を切る丸めた背中にふたりきり重ねた時の長さを想う
13
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詠み人知らず
夫からのメールと料理を量ったら 焦げない鰺に軍配上がる
13
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詠み人知らず
部下たちと家族の無事を確認し 社長にメールす地震の朝に
16
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あまおう
やわらかなレモン色した横顔をトマト色まで見ていた日暮れ
21
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詠み人知らず
徒らに散りゆくことをいとはずに静かに揺るる薄紅の春
20
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いちにのパッパ
これまでのやり方は通用しない年度はじめにいつも聞いてる
5
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せいか
遅々として進まぬ老婆を従えてチワワは威風堂々あるく
8
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芳立
名をあげる人材よりも菜の花のやうに静かな人財であれ
8
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文麿
かたすみの淋しい隙間うめながらちひさく咲ける勿忘草よ
18
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舞
芽吹き葉を着けたる枝を大空にのびのび伸ばし並木欠伸す
16
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笑能子
空調をもうつけまいと意地を張る纏う毛布のこのやわらかさ
11
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ニコラス
するすると 流れる水に 身を任せいつか会えると 別れる桜
5
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詠み人知らず
もし今もそばにいたならこんなにも 深くあなたを想えていたか
3
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いちにのパッパ
「誕生日おめでとう」ってするときにこのブーケならさりげないかな
10
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只野ハル
ひとり旅ひとり芝居とひとり言どこか知らない街の片隅
4
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まぽりん
降りつもる雪の寒さにたんぽぽの耐へて花咲く春を待つかな
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