紫草のお気に入りの歌一覧
只野ハル
逃げたいと思った夜に逃げ込めるところ浮かばず天井を見る
6
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只野ハル
この雨は頭の中にも降るようだ濡れていく夢見るのだろうか
8
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只野ハル
本降りの寝かせてくれない冬の雨午前三時だホットミルクする?
3
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只野ハル
無伴奏チェロに雨音の重なり目が冴えていく寝返りをうつ
2
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只野ハル
もみじ葉の狭庭の苔に散り敷ける犬走りには重なり積もる
8
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千映2
舗装なき凹みに張った碓氷靴の踵で割る子の楽しみ
11
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滝川昌之
古傷を舐めるがごとく強い酒けんか別れの友に捧げる
18
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トウジさん
雑じりけのなき薫りかな焼き芋の客はまだなし朝のテントに
10
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名鈴
露しげき 夢の寝覚めは 闇深き まだ明け暗れの 辺りなりけり
20
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へし切
ひとり寝の 幾夜寝覚めぬ日日並べて 夜には百夜に 慣るるものかは
18
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灰色猫
君よりの文はすがらに宝玉に別れし君も同じからむや
15
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茂作
打ち揃ひ冬を迎へる葱の兵 列を亂さず寒きに耐へよ
18
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ながさき
碧空に 両手伸ばして ジャンプして 変身しよう ウルトラマンに
13
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名鈴
面影を 求むるあまり 黄昏に 君吹く笛の 空音聞きけり
21
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葛城
長年の身に沁みついた習慣に戸惑う所作の己を嘲笑う
17
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へし切
欲深きものは 己の身の程を忘れ 何もかも欲しきものかは
10
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朝比奈
杠にだいだい昆布ほんだわら注連縄ワゴンに盛られ出を待つ
14
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艸介
冬凪や 影絵の山に陽は落ちて 瑪瑙の闇を水鳥がゆく
15
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可不可
見あげると 羽ばたく空耳 ちかく とほく 眩しく 瑠璃色
7
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里香
いたずらに 嘆いたこと 願ったこと 過ったこと 謝らなかったこと
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