まるえふのお気に入りの歌一覧
住川幸
胸郭を窓辺に吊って心臓と肺の囀り眺めていたい
11
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紫草
煮くずれて味のしみたる馬鈴薯をこよなく愛す夫につぎたり
4
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恣翁
蕗味噌を塗り立てて焼く筍は 酒の肴の至高なるかも
18
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ふきのとう
あつあつの肉まん両手にはさみつつ円座になりてほおばる旨さ
10
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浅草大将
くれたけの不思議の国のありす川夢ぞあふれて世々つきもせぬ
13
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横雲
春立ちて霞の衣ぬきを薄み乱すはよもの風のみならず
2
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河のほとり
のどかなる風も春べと渡るかな蕾色づく花の木のもと
15
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紫草
冴え返り夫の大きな弁当を冷めて美味しいお菜で満たす
13
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浅草大将
思ふことほとほととぎすおほ隅や嘆きの森もいと深くして
7
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浅草大将
茂りゆく枝は同じにあらねども種はひとつのやまと言の葉
18
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桜園
痛がりし両膝さすれば知らぬまに寝息たてたる姑の愛しき
18
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文麿
ホロホロと塊肉のビーフシチューほら泣きべそがほろりほころぶ
6
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詠み人知らず
曖昧に重なる夢と現実を二人分けあう冬のラザニア
11
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恣翁
霜融けて 日脚延ぶるに 春草の萌えて 積む雪半ば消えたり
31
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紫草
ふるふると降り注ぎたる春の陽の光の粒子の密度の濃いさ
16
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只野ハル
黙々と恵方巻き持ち丸かじり歌に詠まんと音数えつつ
5
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うさぎ
君からの言の葉たちにしがみつき私は立ってる 必死で ここに
7
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舞
装いは春の先駆け乙女らの脚健やかに如月をゆく
16
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あかつき
盲目の老いた野良猫なあ君も侘しさ抱え生きてるのかい
4
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あかつき
風呂壊れ母と銭湯 湯上がりに深く染み入る珈琲牛乳
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