大獏のお気に入りの歌一覧
悠々
路傍の花と母なりたまふ夏薊放射線にも負けず咲きけり
10
もっと見る
風蘭
導きがあるときにだけ降ることば光あるほう向くフリージア
26
もっと見る
浅草大将
荒れ土にわが鋤き返す草の根の技にこころの花も咲くべし
19
もっと見る
聴雨
一抹のかなしみ沈むわが心知るや知らずや花うつろへる
12
もっと見る
白亜
花霞 川のむかふのほの白きかなたの夢から君が手を振る
16
もっと見る
白亜
直青にすべてほどけて消ゆるまで両つ眼に名残のさくら
16
もっと見る
薫智
距離感をはかりかねてる僕たちは背中合わせな二人のままで
14
もっと見る
紫草
工事中迂回の道を示されてわが来し方の迂回路想う
17
もっと見る
三沢左右
うすくれなゐ 風に揺らるるよろこびを酒に浮かべて今こそ酔はめ
15
もっと見る
みやこうまし
一房に数千の花連ねいる手ざわりまろき雪やなぎかな
11
もっと見る
舞
まだ堅き蕾に降れる名残雪貴女の肩に白き花咲く
7
もっと見る
恣翁
鳥啼けば 月は杏の花陰に 沈みにけむか 夜の明け遣らで
20
もっと見る
浅草大将
この雪も千さとの道をふる旅にかをり手向けのはつ花の梅
4
もっと見る
聴雨
問いかけに答えぬ君の横道に逸れる話を春愁と呼ぶ
10
もっと見る
半格斎
瀬の音も日毎清しき米代の岸の柳の芽もふくらみぬ
18
もっと見る
まるたまる
隣人は嵐の夜に消えていた挨拶一つ塵一つなく
12
もっと見る
紫草
君の指土塊太くあるけれど みぎ手なか指筆ダコが好き
18
もっと見る
舞
枝々に世界を映す透明な露光りつつ春桜雨
10
もっと見る
恣翁
校庭の榧に混じりて 純白の 辛夷の花ぞ 陽に向かひける
26
もっと見る
紫草
沿線に菜の花つづく春列車 うつら寝過し戻るも楽し
31
もっと見る
[1]
<<
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
>>
[42]