詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
舞
古里の草木塔に雪の積む山の深みの人知らぬ碑に
10
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ななかまど
西に晩陽ひがしに寒月せつなくて間に波の生まれくる音
13
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林林
祝箸 袋とお箸を別々に集めて下がる伯母美しき
21
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林林
オリオンが東の空にまたたいて水仙の香を呼び起こす夜
22
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滝川昌之
靴底が冷気を拾う寒の入りコートを何度も合わせ直して
20
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へし切
年明けて何がめでたい老いの坂ひとり上るは淋しきもので
23
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横井 信
今日もまた 歩いているよ 顔上げて 雲の向こうの 太陽見つけ
12
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千映
初恋の君の賀状は必ずと二行コメント優しさ滲む
10
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恣翁
炉辺に坐し することの無き 老いし身の 風の音ばかり 転た聴きたり
21
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煩悩
空割れんばかりの雨音にきくさめぎわの黒き広島忌
7
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詠み人知らず
雪道を 轍なぞって歩いてく 誰の足跡 辿る道筋
10
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コタロー
水澄みて川の流れに緩やかに鰭を動かす鯉の群れあり
8
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コタロー
烏にも上下關係あるらしき一羽氣壓され遠くに逃げる
7
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コタロー
野良猫が走つて逃げて隱れけり街の片隅必死に生きる
8
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夢士
隔離さる窓はどんより白き壁ラジオは歌う六輔の歌
17
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林林
冬休み前の新聞読み返す行くな一月逃げるな二月
14
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舞
危なげな老い行く母の歩むあと小さな背中眺めながらに
9
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詠み人知らず
のばすべき場所を知らない無邪気さがたれの目も避けつぼみとまどろむ
11
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詠み人知らず
スルーする機能をもてるせいみつを持続させてくマイクロちっぷ
10
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詠み人知らず
叩かれて黙ったあの日とおんなじにこころをこめて誠意をにぎる
11
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