幸子のお気に入りの歌一覧
ななかまど
悠々と風をとらえて鳶の空われを入れたり円の一つに
10
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工藤吉生
この人にも家族があるんだろうなあと想像させる顔の店員
5
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滝川昌之
空蝉となって静かな子の部屋で二十余年の子育て偲ぶ
30
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滝川昌之
餞別に一筆箋で「元気で」と初めて吾子に告げる惜別
21
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滝川昌之
羽田にて南へ向かい巣立ちゆく吾子の大きな翼見送る
23
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可不可
青空の火の玉かっとばせ 暑気ばらひ 通天閣が金属バット
11
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コタロー
Tシャツの前後が濡れる酷暑かな揚羽がふはり我を超え行く
6
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コタロー
酷暑なる蓮池のなか白鷺が蓮の葉避けて一羽佇む
8
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コタロー
つばくらめ五羽が電線憩ひつつ増えた家族を喜んでゐる
5
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コタロー
朝顏の蔓が上下に風に搖れ柵を乘り越えゆつくり生きる
7
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恣翁
散りて後 漣に 身を委せたる蓮の花弁 一片二片
23
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千映
母の為自宅待機の連日で仮装の衣装御蔵入りかな
12
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千映
衣紋抜くゆかたも色気ある姿女の過去を知る京の街
16
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千映
虫取りの網と籠ある物置に孫の預かり出番なきまま
13
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千映
まだご飯食べてないのと訴える術後の母の顔色の良さ
10
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千映
スイーツを食べたいばかりに昼食をこんにゃく素麺これもまた良し
10
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ななかまど
クレヨンの箱に残りし夏休み緑と青が短くなりぬ
14
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藍子
知らぬ間に変化している蝉の声オーシンツクツクまだ来ぬ夏の日
14
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藍子
忙しき日々の始まるその前の静かな一時珈琲一杯
17
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藍子
夏の空知覧飛び立ち靖国へ向かう心に迷いは無くて
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