inosannのお気に入りの歌一覧
只野ハル
父親の夏の入院長ければ麦茶パックを使い切れぬか
6
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只野ハル
電気使わぬ蓄音器と竹針でカザルスのチェロ目の前に聴く
3
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只野ハル
モノラルのスクラッチ入りのLPの若かりし日のホロヴィッツ聴く
7
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詠み人知らず
烏賊大根煮ながら煙草吸いながら なんかちょびっとしあわせなのさ
19
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みなま
なにもかもすっぽりすてて桃源郷もものお酒に浸っていたい
7
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紫苑
遠来の友を見送るゆふぐれに浜ゆ吹きくる風のおだしき
10
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紹益
代々の 悲願改憲 目途が立ち ほくそ笑むのは 地下の妖怪
8
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たんぽぽすずめ。
君さへも分からず永久のシュール乞う我は小匙の砂糖の如き
5
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銀ねず
「あのひと」に逢えばたちまち解消する悲しみがまた生まれたところ
4
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いちにのパッパ
灼熱の関越道を故郷へ激しきまでのミッキーマーチ
3
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いちにのパッパ
三歳はいっちょまえです幼児でも一つまるまる無いと怒るよ
5
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まがね
夜に見た廊下で眠る蝉は朝羽根だけ残しどこかに消えた
4
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聴雨
墨染めの夕べに沈むかなしみを掬ひて詠ふ小さき虫の音
10
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詠み人知らず
ラヂオという言葉だけでも悲しくて 母の料理の背中が見える
15
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紫草
あの人が憎いと思う一番の私であればそれも嬉しい
13
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みなま
亡き夫の壇の前には満点の解答用紙供えてありぬ
18
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恣翁
高殿の欄に凭る郎女や 思ひに沈み 誰を待つらむ
22
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falcon
森ふかくネバーランドに細く鳴くひぐらしは少年兵なりき
6
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日向猫
猫の尾が右に左に揺れるのも心伝える言葉なんだね
19
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詠み人知らず
渡り鳥指定の席を転々とあの恥さらし羨ましいぜ
4
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