詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
ぴったりの歯車どうしで鳴らぬ箱お皿は角出し引っ掻きは欠け
6
もっと見る
このは
あたりまえの日々のしあわせかみしめる年明け風のつよい日のこと
10
もっと見る
舞
吹ぶ雪の夜長のひとり淋しくばせめて名を呼べこの吾の名を
9
もっと見る
祈り花
山茶花の散れぬ花びらもどかしき觸るるはらはら地を染めゆきぬ
13
もっと見る
ななかまど
冬に居て雪の下なる福寿草夜来の雨に蕾は目覚む
12
もっと見る
滝川昌之
寒緩み靄立つ朝の囀りは休める木々を覚まして渡る
23
もっと見る
へし切
君が逝きともに暮らした年月を越えて吾のみ老いゆくばかり
22
もっと見る
夢士
満月を愛で病み臥して時過ごし今昇り来る下弦の月見ゆ
18
もっと見る
灰色猫
霜焼けのあかい手で汲む雪解けを零さぬように春を待ちます
18
もっと見る
灰色猫
言葉にもなれないままのため息に夜明けが来たら歌にしますね
19
もっと見る
灰色猫
をさまらぬ君への想い胸に秘め硝子細工の翼をたたむ
22
もっと見る
灰色猫
柔らかく撫でたつもりが爪でした虎を愛してしまったばかりに
16
もっと見る
詠み人知らず
冬木成はるの花ばな秘める土の靴先よごす霜とけを待つ
11
もっと見る
秋日好
太陽は月との方が地球より仲良く見える薄暮の寒気
20
もっと見る
秋日好
うまい具合怒られるだけのいたずらを養母に仕掛けて愛を探した
20
もっと見る
コタロー
刈田横風に吹かるる學生は自轉車漕いで今日も前向く
7
もっと見る
コタロー
登校の一年生の黄色帽明日を夢見て笑顏で走る
6
もっと見る
コタロー
人は皆多彩な色を持つてゐる僕も色附き僕を實らす
7
もっと見る
コタロー
日が昇り空の青さが戻つたら今日吹く風に風船飛ばさう
9
もっと見る
コタロー
小型犬服着て歩く朝の道主人と二人ささやかな愛
5
もっと見る
[1]
<<
147
|
148
|
149
|
150
|
151
|
152
|
153
|
154
|
155
|
156
|
157
>>
[171]